KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

学びの体験記

2013年02月12日

常に柔軟さを心がけ、変化の時代を楽しむ~知的基盤能力 マスタリーコースを修了して~

吉川 直樹
株式会社ザクテクノサービス ファシリティマネジメント4部 部長

<受講期間>2010年10月~2012年3月
<受講プログラム・スケジュール>
受講プログラム・スケジュール

 私は【最新のマネジメント手法の取得】と【現在実践しているマネジメントの振り返り】を目的に参加しました。過去に、短期大学で経済学やマネジメントの基本などを学び、今も非常に役立っていますが、経験則や基礎学習範囲のマネジメントで日々の業務を行っている自分に気づき、新しい知識・考え方に触れることでそれらを打破し、変化に対応する柔軟さを取り入れようと思ったことがきっかけです。

 プログラムは、マネジメント系を中心に、リーダーシップを織り交ぜて選択しました。

『戦略実行マネジャー(現・戦略実現力を高めるマネジメント)』では、4つの幅、人材ポートフォーリオ、ソシオメトリー等の知識向上につながり、特に人材ポートフォーリオについて、総合的にわかりやすく整理できる手法を習得できました。

変革の時代のリーダーシップ』では、キャリアの自己診断において、現在の自分の立場とめざす姿の一致が確認でき、『プロジェクトマネジメント』はPMBOKというマネジメント手法が自分の業務だけでなく部下の指導ツールにも活用でき、非常に有益でした。『成功確立を高める意思決定(現・ケースで学ぶ意思決定)』では、自分の判断傾向が結果的に無難な選択技を選択していることを再認識し、ときに、無難な選択=なにもしないに等しい・大きなチャンスを逃すという言葉には非常に納得させられました。これら4プログラムは比較的体系的に学ぶことが多く、当初の目的どおりに納得感のある学びができました。

 そして、異なる角度からのマネジメントスタイルの習得および振り返りを目的に参加したのが『主観を磨く意思決定』と『リーダーのための仕事哲学』です。「意思決定とは意識と無意識の折り合いである」「人間は理屈では意思決定できない」といった、これまでの4プログラムと対極するような発見があり、双方に参加したことでより深く学べました。最後の『リーダーのための仕事哲学』は、人生観・世界観というものを深く考えさせられる内容でした。常に数字ありきの意思決定を迫られる場面が多いのですが、関わる人たちの想いに主眼を置くと、異なる意思決定の指標を持つことができたので、忘れずに実践したいと思います。

 働きながら学ぶことは、時間のやりくりなど大変なこともありましたが、学んだ内容をすぐ業務に反映できたり、部下の教育資料に応用できたりと、当初の参加目的以外にも役立つ場面が多々あり、とても有意義でした。テキストは今もことあるごとに目を通して活用しています。今後も定期的に知識や情報をアップデートし、変化の時代を楽しめるくらいの自分でいられるよう、学びを継続していきたいと思います。

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