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変化する自分とともに

2013年04月09日

S.K

 私が慶應MCCに通い始めたのは5年前。丸の内のあの場所は、今ではすっかり自分の居場所みたいに思っています。今回、てらこやのお話をいただいたのをきっかけにして、これまでの学びを振り返ってみました。

始まりは『夕学五十講』

 1年に何回か、一般教養の講義に出席するような気分で、興味のある話題を選んで受講していました。仕事とは別世界の話をその専門家から聞くことによって、自分に新しい世界を見せ、同時に日常と異なる視点に切り替えることができる、貴重なリセットタイム。現在もそんな風で、毎期、「今回は何を受けようかな?」と、ワクワクしながら講演を選んでいます。
 

「リレーションシップ・コミュニケーション」ではまった

 最初のビジネス系プログラムは、協奏チーム・コミュニケーション。当時、はじめて管理職になって、まわりの状況をどう解釈したらよいのか、諸問題はどうやって解決すればよいのか、自分は何をすべきなのか、など、頭の中は?マークだらけ。自分の能力や経験則が頼りなくて、なんとかして、答えやノウハウが欲しかったのだろうと思います。ところが、そんな薄っぺらなものはそこにはありませんでした。人や集団が活きるかどうかが決まる関係性や場というもの、良質の場や関係性から生まれるものの可能性を、津村先生のリードと、バディとして組むクラスメートやクラス全体でのコミュニケーションを通して、ひとつひとつ学んでいきました。その過程は、知識を得るだけでなく、五感を通して自分の中に深く入り込んで価値観を確かめるような、印象的な経験でした。それは、学校を卒業して久しく忘れていた「学び」の作用だったのかもしれません。
 この経験にすっかりはまってしまって、その後もいくつかのプログラムを受講しました。仕事に直結する知識やスキルの習得を目的として受講したプログラムの中には、背伸びして参加したために、まったく歯が立たなくて愕然としたこともありました。正直、今もう一度受けたら・・・と思うものもあります。

「ラーニング・イノベーション論」の余韻

 昨年受講した「ラーニング・イノベーション論」は、「人材育成について、何かいいものはないか。」という気持ちで参加しました。ラーニングピクニックと言われる野外授業で体験から「学び」を考えたり、講師の方々の現場のお話と自分を照らし合わせて、考えが行ったり来たりするという日々でした。どの授業も深く面白いけれど、私にとってはレベルが高くて新しいことばかり。毎回、消化不良で悶々としましたが、回を重ねるごとに、面白さは増してきました。このプログラムは、「これから、私は〇〇をします。」という各々のスタートで終わります。今、わたしは、学んだことを反芻しながら、自分の現実に臨んでいます。ともに学んだ”イノベーター”たちも、みんなどこかで”闘っている”のだろうと思いながら。

agoraはひと味ちがう

 agoraは夕学ともビジネス系とも違う良さがあります。
昨年、新見先生の「人間の体」を受講しました。先生のキャラクターゆえの空気感が居心地よく、内蔵脂肪測定からはじまり、漢方の話、個人別の身体チェック、ストレッチや筋トレの紹介など、体・病気・食べること・体を動かすことについて実用的なポイントを教えていただきました。そうして、デジタルな考え方に振り回されず、自分の感覚を大事にして、気楽に心地よく生きる秘訣を学ぶことができました。agoraのクラスは、ゆるいご近所づきあいのような感じで、そのほんのり温かい場が心地よく、それも毎回楽しみに通った理由のひとつだと思います。

これからも

 これまでに受講した講座のテキストを読み返すと、当時の光景が思い出されてなつかしく、また、余白に記されたメモ書きには当時の自分にはどんなことが響いたのかが映し出されていて、5年という短い間に自分がずいぶんと変化したのだと実感しました。どのプログラムをとっても、学ぶことが、変化していくその時の自分とともにあり、これからもそうなのだと思います。まだまだ学びたいプログラムがあり、その分、私の変化のプロセスは続いていく、それを楽しんでいこうと思っています。
これからもよろしくお願いします。

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