学びの体験記
2009年02月10日
「知的基盤能力マスタリーコース」を修了して
松本光由
大正製薬株式会社 営業推進本部 営業企画部 主任
<受講期間>2007年6月~2008年10月
<受講プログラム・スケジュール>
マーケティングセクションに所属している私は、マーケティングに対する自分の考え方、知識、能力に問題意識を持っていたため、「マーケティングについてのプログラムを受講しながら知識や能力を身につける」方法で、これらを解決しようと考えておりました。
しかし、最初のプログラムの最初のセッションで、私には「マーケティングを学ぶための知識・能力(基礎)を身につけてから、マーケティングを学ぶ」ことが必要だと気づき、6プログラムのうち半分を「思考法・コミュニケーション」のカテゴリーから選択しました。
受講したプログラムを振り返ると、マスタリーコースでは「自分の本当の弱点はどこか?それをどのように克服するか?」つまり「問題点の明確化」から「具体的解決策の策定」までを達成できたと実感しています。
現状の確認と解決策の策定:「ビジネスプロフェッショナルのマーケティング戦略」
問題解決策:「ビジネスデータ分析」 「主観を磨く意思決定」 「目に見えるロジカル・シンキング」 「戦略的交渉力」
検証:「経営戦略―イノベーションと競争戦略」
また、私が受講したプログラムはすべてディスカッションがメインでした。毎回違うテーマ・人(相手)で、クラスディスカッション、グループディスカッション、ロールプレイングなどを経験でき、学ぶことが非常に多くありました。コミュニケーション能力はもちろんのこと、特に業種・役職・年代・性別の異なる多くのし方々から毎回新たな刺激を受け、新たな「視界」を持つことができたことは私の財産です。
当初、6プログラムを受講することで、抱いていた問題意識は解消されると考えておりました。コースを修了した今、確かに解消された部分はあります。しかし、それは同時に新たな問題意識を持つきっかけともなりました。マスタリーコースを受講することで、「次のステージ」に進むことができたと実感しております。
これからも継続して「知識」と「スキル」と「人間力」をバランスよく身につけられるよう、ここで得たものを「研ぎ」、更に「進化」させていきます。
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