MCC MAGAZINE
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守島 基博(学習院大学経済学部経営学科教授、一橋大学名誉教授)
『社会理論と社会構造』
ロバート・K・マートン(著)、森東吾・森好夫・金沢実・中島竜太郎(訳)
- 2025年1月14日
- 私をつくった一冊
青田 麻未著『「ふつうの暮らし」を美学する』
昨年、我が家に新しいダイニングチェアが仲間入りしました。
ダイニングチェア=家の食卓の椅子。その名の通り、食事のときはもちろん、仕事をするときにも、テレビを観るときにも、うたた寝をするときにも・・・と、家での多くの時間をこの椅子とともに過ごしているのではないかと思うほど用途多様に活躍してくれます。
- 2025年1月14日
- 今月の1冊
フジテレビの戦略
収束の兆しが見えない「フジテレビ問題」。
中居氏の性加害問題に端を発したこの問題はフジテレビ、およびフジメディアグループ全体のガバナンスにまで論点が拡大し、先日の「やり直し記者会見」は10時間にも及びました。
スポンサー離れも止まらず、震災の時以来の「ACジャパンだらけ」はネットで今やギャグとして取り上げられる始末です。
正直個人的にはさほど興味のない事件なのですが、記者会見の切り抜きを見て「はて?」と思ったわけです。
- 2025年1月9日
鈴木 俊貴氏講演「シジュウカラ語の発見と動物言語学の挑戦」
先生、動物言語学の講演を聴いてきました!先日お知らせした鈴木俊貴先生の「シジュウカラ語の発見と動物言語学の挑戦」の講演です。ドリトル先生ファンである私の興奮気味の第一報に先生は冷静に
- 2024年12月24日
- 夕学レポート
質問に対して真摯かつ全力で答える
知の共有サイト『QUORA』の「哲学カフェ」というスペースに、こんな質問がありました。
1. 【人間関係において】嘘つきは大して悪影響は無いけど、正直者は悪影響が大きいと思いませんか?
さて、あなたならこの質問にどう答えますか?
ここで「いや、やはり信頼関係の継続を考えると正直であるべき」などと答えても良いのですが、それでは「感想レベル」になってしまいますし、「確かに相手が気分を害さないように小さな嘘はつくことが多い」というのも間違ってはいませんが、これまた単なる「経験則」になってしまいます。
- 2024年12月19日
今井 翔太氏講演「生成AI で世界はこう変わる」
「アザスは、ギリシャ神話に登場する感謝の神です」。
つい先ごろ、「アザス」というワードをGoogle検索した際に示された“AIによる概要”のこの一文がネット上で話題となった(2024年11月末頃)。もちろんそんなギリシャの神は存在しない。
- 2024年12月18日
- 夕学レポート
芝 哲也「イノベーションを目指すほど、ウェルビーイングが高まる!~ウェルビーイング・イノベーションA日程を終えて」
ウェルビーイングという言葉を耳にすることが増えてきました。ここ3年ほどで世間に広まり、ビジネスの世界はもちろん、教育や政治や世界でも一般的になってきた概念です。
- 2024年12月10日
- ピックアップレポート
《第九》作曲当時の風景とベートーヴェンの思い
ベートーヴェン最後の交響曲にして、最高傑作。
交響曲第9番 ニ短調 作品125、通称《第九》は年末、季節の定番として親しまれているが、今年はさらに、特別である。
- 2024年12月10日
- ピックアップレポート
辻村 深月著『東京會舘とわたし』
ここ丸の内に勤務して、早18年が過ぎてしまいました。18年といえば、新生児が成人となる月日です。そのように考えると、つい、しみじみと振り返ってしまいます。
- 2024年12月10日
- 今月の1冊
「ヤバい」と「エグい」
「マジやばい」
調べてみましたが、「危ない、不都合な」といったネガティブな意味で使われていた「やばい」が「のめり込みそうなくらい魅力的な」というポジティブな意味で若者を中心として使われるようになっていったのは1990年代後半から2000年代前半にかけてのようです。
- 2024年11月19日