夕学レポート
2005年05月17日
玄田有史さんの希望学プロジェクト
7月20日の夕学のご登壇いただく玄田有史先生が「希望学プロジェクト」と呼ぶ研究を開始したそうです。(朝日新聞 5/11)。
玄田先生が所属する東大社会科学研究所のプロジェクト研究で玄田先生が責任者とのこと。(希望学のサイトは準備中でした)
『・・必要なのは、希望を抱かせるための即効薬でなく、希望とな何か、から問い直すことだと考える。「例えば、希望ってなくちゃいけないのか。個人的にはありゃいいてもんじゃないだろう、って思う」・・・』
という部分が印象的でした。
ニートやフリーターの就労意識の問題が取りざたされる一方、企業人に対しても、キャリア意識の一環として「価値観」や「動機」の明確化を求めることが一般化していますが、見方を変えれば「何をしたいかわからない」人とっては一種の脅迫観念のような厳しい問いかけのようです。
どんな研究になるのでしょうか。楽しみですね。
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6月14日(土)開講・全6回
小泉 悠さんと考える
【日本の安全保障】
政治、経済、環境、技術など多角的な要因を考慮する広義な「安全保障」を議論する。

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2025年5月27日(火)18:30-20:30
アテンション・エコノミーのジレンマ
山本 龍彦
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)副所長、慶應義塾大学 X Dignityセンター共同代表
偽・誤情報や誹謗中傷、さらには社会的分断の一因になっているとも言われる「アテンション・エコノミー」が孕むジレンマに人権や民主主義の観点から迫り、克服の糸口を考えます。

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2025年5月30日(金)18:30-20:30
蔦屋重三郎の仕事に迫る
鈴木 俊幸
中央大学文学部教授
NHK大河ドラマ『べらぼう』時代考証教授
次々と流行を生みだしていった蔦屋重三郎との仕事ぶりを辿り、江戸時代中期から後期へと大きく変化する時代の様相を見てみます。
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