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新しい時代のリーダーを育成する2つの新大学院

2007年09月11日

慶應義塾大学 新教育組織創造支援室

慶應義塾は2008年に日本の近代総合学塾として初めて創立150 年を迎え、今後10年間にわたって記念事業を展開します。その一環として2つの新しい大学院(大学院メディアデザイン研究科/大学院システムデザイン・マネジメント研究科)をともに2008年4月、日吉キャンパスに開設いたします(*)。
グローバル化が進み、社会構造の複雑化かつ多様化が進んでいる現代にあって、これらの研究科では、世界で活躍するデジタルメディア領域における創造リーダーや、大規模かつ複雑なプロジェクトのデザインとマネジメントの能力を有するリーダーを育成することを目的とします。
わが国にもまだ類を見ない先端領域の新しいタイプの研究科として、世界の産業界およびわが国の将来にとってもきわめて重要な意味を持つものとなります。
*両研究科は日吉キャンパスに建築中の大学院・社会連携複合施設に設置されますが、同施設が2008年9月に竣工予定のため、2008年4月から8月までは三田キャンパス内にて開講の予定です。

1. 各研究科の紹介

(1)大学院システムデザイン・マネジメント研究科

http://www.sdm.keio.ac.jp/
現代社会のニーズに即応した新次元のリーダ養成プログラム
現代社会の巨大で複雑なシステムでは、近年、深刻な事故・事件、不祥事などの社会的現象が発生しています。このような状況を打ち破り、安心で安全かつ社会と共生できる技術システムとするには、国際社会や市場の動向を的確に捉え、多様な価値観や新たな組織のあり方を柔軟に受け入れ、持続可能な新たな社会システムを創り出していかなければなりません。本研究科はS3(Safety, Symbiosis and Sustainability:安心・安全、環境共生、持続可能性)社会を創造し、先導するリーダーを育成します。産業界の求めに応え、時代のニーズを先取りすることにより、大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)が設立されるのです。
「システムズデザイナー」と「プロジェクトリーダー」を育成
実践的なデザインプロジェクトを通じて、イノベーティブなシステム設計ができる「システムズデザイナー」と複雑なプロセスを見通してマネジメントできる「プロジェクトリーダー」の養成が急務となっています。そこでSDMでは、以下の6つの力を身につける教育課程を用意します。具体的なシステム設計を行うデザインプロジェクトを通じて、

  1. 現状の「問題発掘力」
  2. 革新的なシステムの「創造力」
  3. チームワークに不可欠な「コミュニケーション力」
  4. 実現に向けた「マネジメント力」
  5. 多様な要求・技術・環境を束ねる「統合力」
  6. およびこれらを具体化する最先端の「エンジニアリング力」

真のリーダ養成のための実践力を身につけます。

メルティングポットで展開する4つの視点の教育・研究
SDMは、次世代の技術・社会システムを創り出していく人材を送り出す教育・研究機関として次の4点を重視しています。国境を越えたグループワークのための幅広い視野とコミュニケーション能力、企業組織を先導し、組織力を発揮するためのリーダシップ、開発環境の複雑化・グローバル化に対応したITスキル、未知のリスクやクライシスに備える見識です。また、企業や政府機関といった従来の立場を越えて、様々な視点からの交流を図る実験場(メルティングポット)を提供したいと考えています。このため,各界の第一人者を招いた特別講義を行い、より幅広く、高度な見識と技術を身につけます。

(2)大学院メディアデザイン研究科

http://www.kmd.keio.ac.jp/
創造活動を先導する「メディア・イノベータ」を養成
21世紀のグローバル時代の創造活動を先導できるリーダーは、デザイン、テクノロジ、マネジメント、ポリシーの4つの分野の創造性を理解するのみならず、それらを調和・統合することが不可欠です。特にメディア・コンテンツ分野においては、「デザイン、テクノロジ、マネジメント、ポリシーの4つの力(創造性)を調和・統合し、創造活動を実践するのみならず、その成果の価値化をプロデュースできる創造リーダー」が求められています。このような人材が本研究科の称する「メディア・イノベータ」です。
4つの専門性とリアルプロジェクトがメディア・イノベータを創る
本研究科担当予定教員は、デザイン、テクノロジ、マネジメント、ポリシーの4分野を調和・統合するに相応しい専門性とスペクトルをもっており、メディア・イノベータの養成に不可欠な幅広い教育研究を展開します。また、カリキュラム体系ではデザイン、テクノロジ、マネジメント、ポリシーの4系列の科目がバランスよく配置される予定です。一方で現実社会の問題を対象とした先端的研究プロジェクト(リアルプロジェクト)を通じて、企画から、プロトタイプ、実証実験、検証に至る一連のプロセスを体験させ、あわせてプレゼンテーション、コミュニケーション、リーダーシップなど社会を先導するうえで必要な人間力の獲得と向上を可能にします。
世界標準の国際性。語学面も強力にバックアップ
修了者が自信を持って国際的な舞台で活躍できるよう、世界水準で教育研究を行うのが本研究科の特徴です。そのために必要な語学力やコミュニケーション能力を向上させる体制・教育カリキュラムを完備します。一方、入学段階で英語の能力を問いません。論文発表は英語で行うことになる予定ですが、心配は必要ありません。語学面での強力なバックアップ体制を整えます。また国際性を考慮し、英語のみでも修了可能とするカリキュラム体系となっています。もちろん日本語を母国語とする学生が英語で開講される科目を履修することも歓迎します。本研究科は国内のみならず世界の優秀な頭脳が結集し、お互いを高め合う場になることを目指します。

2. 各研究科の概要

(1)大学院システムデザイン・マネジメント研究科の概要

大規模かつ複雑なプロジェクトのデザインとマネジメントの能力を有するリーダーの育成

研究科委員長(予定):狼 嘉彰(おおかみ・よしあき)
専攻:システムデザイン・マネジメント専攻
入学定員:修士課程77名 (収容定員154名)、後期博士課程11名 (収容定員33名)
授与する学位:修士(システムエンジニアリング学)/修士(システムデザイン・マネジメント学)、
博士(システムエンジニアリング学)/博士(システムデザイン・マネジメント学)
今後の入試日程:

11月入学試験

  • 出願期間:2007年10月24日(水)~10月29日(月)
  • 1次選考(書類審査)合格発表:11月9日(金)
  • 2次選考(口頭試問):11月17日(土)・18日(日)
  • 2次選考合格発表:11月19日(月)

2月入学試験

  • 出願期間:2008年1月9日(水)~1月15日(火)
  • 1次選考(書類審査)合格発表:1月25日(金)
  • 2次選考(口頭試問):2月2日(土)・3日(日)
  • 2次選考合格発表:2月4日(月)

詳細は以下のURLをご参照ください。
http://www.sdm.keio.ac.jp/admission/index.html

お問い合わせ:慶應義塾 新教育組織創造支援室

  • Eメール: sdm@info.keio.ac.jp
  • 電話:03-5427-1863 FAX:03-5427-1748

(2)大学院メディアデザイン研究科の概要

世界で活躍するデジタルメディア領域における創造リーダーの育成

研究科委員長(予定):稲蔭正彦(いなかげ・まさひこ)
専攻:メディアデザイン専攻
入学定員:修士課程80名 (収容定員160名)、後期博士課程10名 (収容定員30名)
授与する学位:修士(メディアデザイン学)、博士(メディアデザイン学)
今後の入試日程:

II期入学試験

  • 出願期間:2007年12月5日(水)~12月10日(月)
  • 1次選考(書類審査)合格発表:12月17日(月)
  • 2次選考(口頭試問):2008年1月12日(土)・13日(日)
  • 2次選考合格発表:1月15日(火)

詳細は以下のURLをご参照ください。
http://www.kmd.keio.ac.jp/admission/index.html
お問い合わせ:慶應義塾 新教育組織創造支援室

  • Eメール: sdm@info.keio.ac.jp
  • 電話:03-5427-1863 FAX:03-5427-1748

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