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未来への先導 ―2008年、創立150年を迎えます

2007年10月09日

慶應義塾 創立150年記念事業室

1. はじめに―創立150年を期して世界のリーダーを育む慶應義塾へ

慶應義塾は、1858年(安政5年)創立以来150年の歴史を刻み、来る2008年に、日本の近代総合学塾として初めて、創立150年を迎えます。
慶應義塾は、日本とアジアの近代150年を先導してきた歴史と実績をもとに、教育、研究、医療、社会貢献、国際連携、経営のすべてにわたり、国際社会における影響力、発言力を持つ、世界のリーダーへと飛躍します。
また、150年にわたる広範な人材育成と高いレベルの学問の蓄積をもとに、世界のどこにいても自分で考え行動できる「独立の力」と、他者と協力して生きていくことのできる「協生の力」を兼ね備えた、世界のリーダーを育みます。
創立150年記念事業は、これら二つの目標を実現するため、2005年から10年にわたって展開しています。教育、研究、医療、社会貢献、国際連携、施設等、すべてにわたる改革を通して、未来への先導者たる学塾を創り出し、未来への先導者たる人間を育んでいきます。

2. 事業プログラム

創立150年記念事業は、これまでになかった新しい出発点を創るための事業と、自らの努力による教育・研究・医療の構造改革を通して新しい姿を創り出すための事業からなっています。
事業期間:2005年10月から10年間(募金活動期間2010年9月まで)
事業資金目標額:総計900億円強(うち募金目標額250億円)
現在進行している主な事業プログラムは、次のとおりです。

(1)未来先導基金

2006年2月、「慶應義塾創立150年記念未来先導基金」を創設しました。
同基金は、創立150年記念事業募金による寄付金の一部を原資としています(基金目標額30億円、現在20億円を組み入れ)。国際体験などを通じて、「独立」と「協生」の力を兼ね備えた人間の育成を目的としています。
日本と中国の学生の混成チームが環境問題に取り組むプロジェクトや、学生の海外でのフィールドワークの経済的支援など、2007年までに15以上のプログラムに資金補助を行いました。その他の実施プログラムについては下記をご覧ください。
http://keio150.jp/project/programs/d_fund/2007/2007.html

(2)新しい教育

国際レベルで次世代のリーダーを育む、新大学院を開設
2008年4月、日吉キャンパスにシステムデザイン・マネジメント研究科とメディアデザイン研究科を開設します。
システムデザイン・マネジメント研究科では、仮想のプロダクトシステムをデザインする実践的な「デザインプロジェクト」など、国際社会や市場の動向を的確に捉えたカリキュラムを通じて、イノベーティブなシステム設計ができる「システムズデザイナー」と複雑なプロセスを見通してマネジメントできる「プロジェクトリーダー」を育成します。
http://www.sdm.keio.ac.jp/index.html
メディアデザイン研究科では、現実社会の問題を対象とした「リアルプロジェクト」など、最先端の特色あるカリキュラムを通じて、デジタルメディアの分野におけるデザイン、テクノロジ、マネジメント、ポリシーの4つの分野の力を調和・統合した国際性豊かな「メディア・イノベータ」を育成します。
http://www.kmd.keio.ac.jp/index.html
また2009年4月には、大学院経営管理研究科に新カリキュラムを導入予定です。
「独立」と「協生」を育む一貫教育
今日、考える力を育む重要性が高まっており、伸びやかな環境の中、個々人の能力を育み、適性を活かす教育が求められています。
一貫教育において100年以上の伝統を持つ慶應義塾に初等中等教育の先導的役割が期待される中、既存の一貫教育校の教育と環境・施設の向上を図ります。
また、新しい初等中等教育校の設置を計画しています。そして、感動体験教育、国際体験を取り入れ、知・徳・体のバランスがとれた人間を育成します。
新・福澤塾(仮称)構想
慶應義塾の学びの原点は、さまざまな学問を総合的に学ぶことにより、社会の先導者を育成することにあります。「新・福澤塾(仮称)」では、この原点に返り、国際化の進んだ現代社会において必要な教養を、文系・理系の区別なく身につけるとともに、義塾の「半学半教」の伝統を生かして、塾員・教職員・塾生が一体となって、全人格的な人間を育てていくことをめざします。「新・福澤塾」の基点は三田キャンパスに設置しますが、研究・活動内容に応じて国内外での展開も視野に入れています。
(*塾員:慶應義塾の卒業生  *塾生:慶應義塾の在学生)

(3)新しい拠点

日吉キャンパスに新たな社会貢献モデルを創造
日吉キャンパスでは、日吉キャンパス複合施設(仮称)の建設が進んでいます(2008年8月竣工予定)。この施設には、

  • 最新設備を持った音楽ホールにもなる講堂(収容人数約500人)
  • 働く人々や社会人学生の子育てを支援する保育支援施設
  • 一般の方々も利用可能な開放型体育施設
  • 新大学院の施設

など、世代を超えてさまざまな人々が集い交流し、連携を実践していく場をめざします。
日吉キャンパス複合施設(仮称)イメージ図

(4)構造改革による新たな展開

世界を先導するメディカルセンター構築
現代医療は、安全・安心の確保、質の高度化、生命・医療倫理への対応が求められています。慶應義塾大学医学部・病院では、これらの使命をより発展的に実践するために、医学部・病院の構造改革と連動させながら、予防医療センター(仮称・2009年度中竣工予定)や、新病棟をはじめとする新施設の建設計画を具体化しています。
未来の科学技術を先導する理工学部
科学技術の発展とともに、理工学は高度化、複雑化、細分化の一途を辿っています。
その中で、「次の先端を切り拓くための基礎を学ぶ」をモットーに、基礎学力と創造性を身に付け、国際社会で活躍できる広い視野を持つ人間を育むことが重要です。理工学部では、教育研究組織体制の改革をさらに推進し、物事の本質を理解するための基礎教育・研究および、その拠点・施設の充実を図っていきます。
先導フロンティアキャンパス、SFC(湘南藤沢キャンパス)
「何が問題かを考え、解決方法を創出する」人材の育成に取り組んできたSFC。
創立150年を機に、未来先導開拓キャンパスとして、社会イノベーション、公共政策、地球と環境、情報とメディア、健康と介護・看護など、先導的分野に挑戦します。
その第1歩として、「未来先導カリキュラム」を2007年度から導入し、さらに「未来創造塾」をその拠点・施設も含め展開し、新しいチャレンジをスタートさせます。

(5)新たな国際展開

従来の欧米拠点に加え、2006年3月に延世大学(韓国)、7月にロンドン(英国)、2007年4月には北京に拠点を開設しました。また、海外の大学との連携も推進しています。193大学・機関(2007年3月31日現在)との間に交流協定を締結しており、海外で学ぶ塾生の数、慶應義塾で学ぶ留学生の数も飛躍的に増加しています。

3. お問い合わせ

創立150年記念事業に関するお問い合わせは下記サイトにて受け付けています。
 https://wwwdc01.adst.keio.ac.jp/kj/keio150/
慶應義塾創立150年Webサイト より編集転載)

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