KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

会計情報から経営を読み解く
[9月/B日程]

財務諸表からリアルな経営を読み解くアカウンティングスキル

財務諸表という平面的な情報から、企業の経営活動を立体的に描き出し、体質的な特徴を読み解く「会計リテラシー」を身につけ、鍛えます。

実際の企業の財務諸表と"格闘する"ことで、企業の体質的な強み・弱み、成長性、課題、業界や事業の特性、さらには戦略を読み解きます。

対象
  • 会計情報を分析・評価し、企業の経営活動を読み解き、ビジネスに活用したい方
  • 顧客や取引先の財務諸表から経営活動の実態や将来性を予測・評価したい方
  • 業界比較や他社比較から自社の経営戦略や事業戦略を考えたい方
  • 財務諸表の分析やさまざまな会社や業種との比較を通じて事業の将来性を評価したい方
講師
開催形態

ハイブリッド(キャンパス/オンライン)

日程・時間
1 2 3 4 5 6
2025年
9/5
(金)

18:30-21:30
2025年
9/12
(金)

18:30-21:30
2025年
9/26
(金)

18:30-21:30
2025年
10/3
(金)

18:30-21:30
2025年
10/24
(金)

18:30-21:30
2025年
11/7
(金)

18:30-21:30
山根 村上 村上 太田 太田 山根
他の日程
参加費

170,500円(税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

25名 (法人派遣は1社につき4名まで)

進め方

セッションはケースメソッドで進めます。「個人研究(事前課題)→グループディスカッション→全体ディスカッション→まとめ・レクチャー」の流れとなります。個人研究ではケースを読み込み、ディスカッションの準備をします。

修了基準

全セッションの参加と課題への取り組みを評価して認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなします。

プログラム
お申し込み

SESSION

SESSION 1

会計リテラシーの重要性

「会計リテラシー」とは何か、そして会計を経営のツールとして使うポイントを理解する。現在の日本を代表する企業5社の決算報告から企業の実態を推察し、体質的な特徴を読み解くトレーニングを行う。

ケース

日本企業の決算報告書2024年

SESSION 2

事業モデルと財務諸表の関係を読み解く

コロナの影響により、大打撃を受けた映画興行と、巣ごもりが追い風になった動画配信。 本ケースでは、東宝とNetflixのビジネスモデルを比較しながら、 コンテンツの製作・配給・興行がどのように会計処理されているのかを読み解く。

ケース

東宝とNetflix

SESSION 3

コンビニの事業モデルと会計の契約支援機能

セブン-イレブン・ジャパンの財務諸表分析を行い、コンビニ業界におけるフランチャイズ契約の諸問題を議論する。そして本部・加盟店の共存共栄という目的にかなった契約形態を模索する。

ケース

コンビニオーナーの憂鬱2024年

SESSION 4

高収益企業の財務諸表を読み解く

キーエンスは産業用のセンサー・測定器や研究用の顕微鏡のファブレス・メーカーである。付加価値最大化を掲げるキーエンスの財務諸表には、同社の経営哲学・ビジネス・モデルが色濃く表れている。本セッションでは、標準的な手法で同社の財政状態と経営成績を読み解く。

ケース

キーエンス2024年

SESSION 5

財務諸表から大型プロジェクトを読み解く

開通から50年以上経った東海道新幹線。経年劣化や災害等のリスクを避けるため、超電導リニアによる中央新幹線が計画されている。総工費9兆円を超える大型プロジェクト、その採算性・収益性を財務諸表から分析する。

ケース

JR東海2023年

SESSION 6

注目の企業を読み解く

企業の実像を捉え、未来の経営を創造していくためには「数字を交えて経営を語る」ことが欠かせない。会計による定量データと定性分析を組み合わせることで、立体的でリアルな企業像を読み解いていく。

ケース

エヌビディア‥‥TSMCとの最強・台湾コネクション

SESSION
参加者の感想を見る

参加者アンケート

  • 受講前は、会計にノイローゼがあった私ですが、財務諸表を見て、比例縮尺を作れば、ある程度理解できるなと、前向きに捉えられるレベルまでこれたと思います。実際にある企業のケースメソッドということもあり、会計面だけでなく、社会情勢など多角的な視点で経営を考えることも非常に有意義でした。
  • この分野から逃げ回ってきた自分でしたが、最終的には比例縮尺財務諸表を作成し、企業の財務状況について楽しさも感じながら読み味わえるようになったことは驚きの結果でした。
  • どのケースもとても面白く、また講師の方の説明も皆さん分かり易く、毎回楽しく受講できました。事前課題は大変ですが、分からないなりに財務諸表と格闘することで、グループディスカッションや授業での気づきが多くなるのは、ケースメソッドならではだと思います。まだまだ入り口に立ったばかりですが、会計に対する苦手意識はなくなり、自社を含めて色々分析してみよう!という気持ちになったことが、一番の収穫です。
  • 事前課題および講義どちらにおいても、間違ってもよい雰囲気づくりをして頂き、経験がない人でも参加しやすかったです。
  • 経営と会計を結びつけたプログラムとなっていた点がよかったです。定量情報に定性情報が結びついた時の納得感をとても感じました。
  • なじみのある有名企業を用いることで、事業内容をイメージしやすく、それが財務諸表にどのように反映されているのか理解できた。財務諸表の分析方法についてはもちろんのこと、時事ネタを含んださまざまなお話しを聞かせていただき、大変勉強になりました。
  • 有名企業の経営状況をどのようにして読み解くか、毎回違った角度からさまざまな分析方法を学べて良かったです。東京は情報が豊富で、毎回すごい刺激を受けて戻っていました。先生のお話はとてもわかりやすかったです。 これまでは会社の経理状況をすべて把握してから決算書作成・税金計算をしており、大枠をつかんだ会計分析をした経験がなかったので、毎回どのようにまとめたらいいか、すごく悩みながら事前課題と格闘していました。毎回課題に追われる日々を過ごしていましたが、やり終えた達成感も感じています。
  • 商業施設に店舗を誘致する業務に従事しております。判断にあたっては、店舗側から提出されたBS、PLを見る機会が非常に多いです。今までは苦手意識が強く、なんとなくデータバンクやリサーチの結果だけを見ていましたが、自分でも深く深く入り込んでいこうと思うことができました。 講義も刺激的でしたが、それ以上に、他社の方々の学びに対する姿勢に自らを反省しました。私以外の営業マンにも是非とも進めたい講義だと思いました。
  • ディスカッション形式の講義で、他の参加者の意見が聞けた点がよかった。さまざまな気づきや考え方を得られるこの形式のおかげで、1回1回の講義がとても刺激的であったと感じます。 当初3時間は長いと思っていたが、開講してからは短いと感じるくらい密度の濃い内容でした。
  • 講師陣から、豊富な実業経験をベースにした解説や学びのきっかけを与えていただけた。定型的なテキストではなく、その時々のトピックスやニュースも織り交ぜ、その場でしか聞けない話もあって、ワクワクする内容でした。 会計は覚えるのが面倒という固定観念があったが、目から鱗がおちる体験をしました。事務局による講義メモと振り返りの抄録は助かりました。